ビザの更新や変更ができなくなりますよ！
2人の外国人が他人の国民健康保険証で病院を受診したことを理由に詐欺容疑で逮捕されました。
一見、ビザ(在留資格)とは関係ないように思えますが、入国管理局が公にしているビザ(在留資格)の更新不許可事例やビザ(在留資格)の変更不許可事例には全く同じケースが記載されています。
在留中に犯罪を犯すと「在留状況に問題がある」としてビザ(在留資格)の更新やビザ(在留資格)の変更ができなくなります。
今回も16,000円の診療費のために逮捕されたわけですが、たった16,000円のためにビザ(在留資格)の更新やビザ(在留資格)の変更ができなくなり、帰国せざるを得なくなってしまうのは大変もったいなく、馬鹿らしいことです。
また退去強制を受けると日本に再入国したいと思っても退去強制の日から5年間は上陸を拒否されてしまいます。(上陸拒否期間)就労ビザ(就労の在留資格)で日本にいた者が退去強制を受けると、5年間は日本に来れないので、せっかく働いていても辞職せざるを得なくなり、配偶者ビザ(国際結婚)で日本にいた者が退去強制を受けると5年間は家族と過ごせなくなる可能性があるわけです。
さらに日本内外の法令に違反して１年以上の懲役・禁錮等を受けた者や、違法薬物の取締りに関する法令に違反し罰を受けた者は上陸拒否をされ、よほどの事がない限りは日本に来ることができなくなります。
特に薬物に対しては最近特に厳しく、おそらく一生日本に来日することはできないのではないでしょうか？
パ○ス・ヒ○トンが日本の空港で上陸拒否されて、そのままとんぼ返りしたことは記憶に新しいのではないでしょうか？セレブで有名な彼女は本国において大麻で逮捕された経歴があるために、上陸を拒否されました。
イベントで来日する予定だったようですが、もし、当事務所に事前に相談していただければ、来日できない可能性が高い事を伝え、出演依頼の契約を結ぶ事のリスクを説明していたと思います。
厳しいと思われる方もいるかと思いますが、日本に入国在留するためにはそれほど法令遵守を問われるとうことです。日本に在留する外国人は法令遵守を心掛けて下さい。
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